中芯
ダンボール内部にある波型の紙のことで、 衝撃の吸収と、圧力に対する強度を高める役割をしています。
ライナー
中芯の両面、もしくは片面に貼り付けられている紙のことをライナーといいます。
ダンボールを製造販売するイクソブは、いわばダンボールのプロ。もちろん、ダンボールに関する知識も豊富です。こちらでは、皆様があまりご存知でない雑学的な内容から実用的なものまで、ダンボールの基礎知識をご紹介します。
ダンボールは1856年にイギリスで、シルクハットの通風用、汗取り用として使用されたことが発祥とされています。現在のようなダンボールは1800年代の末アメリカで考案されました。日本で、ボール紙に多くの段をつけることに成功したのは1909年のこと。製造者である井上貞治郎氏によって「ダン(段)ボール」と命名され、商品として売り出されました。そして、戦後の高度成長後、ダンボールの需要は目覚ましい勢いで拡大し、それまでの木箱に替わって物流保護ケースの主流となりました。
ダンボールは、中芯とライナーの組み合わせによってできており、構造上、一般的には3種類に分類されます。
ダンボール内部にある波型の紙のことで、 衝撃の吸収と、圧力に対する強度を高める役割をしています。
中芯の両面、もしくは片面に貼り付けられている紙のことをライナーといいます。
「フルート」とは、ダンボールの波型部を構成する段の高さのことで、色々な種類がありますが、主なものは下記の4種類になります。
ライナーの紙質のランクは以下の5種類で、硬さの表現としてD4〜K7まであります。総体的にはKライナーが多く使われており、一般の配送用には、このランクのもので十分と言えます。
Cライナー…再生紙を多く含んだ(90%以上)ライナー。強度的にはKライナーより劣りますが、価格的に安価で内装箱に多く使われています。1m2当りの重さ160gが一般的です。
Kライナー…強度的にも優れており、幅広い分野で使用されています。1m2当たりの重さが180g・220g・280gの3種類あります。